〈笑われる〉
と
〈笑わせる〉
の違い
お笑い芸人は笑いのプロと言われるけど、〈笑わせている〉のか〈笑われている〉のか微妙な人もチラホラ存在する。
小さい子供に『そんな事してると〇〇に笑われちゃうワョ』と諭す大人の光景はありがちだけど、笑われるというのは笑う人より笑われる人が立場が低くなる。
一方で笑わせる人は相手の笑いのツボを心得て、程よく刺激する。
日ごろ保っている「人格」と「緊張」という鎧を一瞬にして突き抜けて入って来る〈笑い〉。笑わされた人は、無防備にも更なる笑いを求める。
日本の伝統音楽にも古くから〈笑い〉は存在した。
三味線音楽の地歌作物※、 曲弾きなどは本来の芸からすると外連(けれん)と位置付けられるかもしれないけれど、外連があってこそ改めて正当な芸が魅力を放つ。
和楽器の演奏は「凛として」「厳かに」「無の境地」「阿吽の呼吸」など、真剣な気持ちで一音に集中する姿も奏でる音楽と同様に魅力とされていますが、時に同じ真剣さで〈笑い〉を追求するとそのギャップは半端ない!!
一度試しに和楽器の音色に身を委ね、笑わせてもらってみませんか?
6月22日 けやきホール
「ラガヴーリン62」
7月21日〜23日 高円寺スタジオK
「ゆるびとライブ」
「スタイリッシュ」「癒し」が最近の新作和楽器曲のトレンドですが、ぜひもっと多くの「笑い」迷作が誕生することを期待しています。
笑う門には福来る
※作物とは、三味線音楽の演奏家であった検校(けんぎょう)たちが、自分たちが楽しむために演奏した音楽で、「おどけ物」とも言います。演奏者がそれぞれ自由に工夫して演奏できるコミカルな音楽です。(日本芸術文化振興会 デジタルライブラリーより)
KORORIN-SHANN
<コロリン・コーナー>
和菓子みたいリン
でもこれ、『ニューヨーク カップケーキ』
海外のパティシエが抹茶や胡麻や柚子とか日本の素材に注目してる
オリンピックの時は世界中の人を日本の音楽とお菓子で〈
さて、お稽古の前にどっち食べようかなぁ
<編集>
コロリン! ケーキはお稽古のあとのご褒美、でね!