きょうもKORORIN-SHANNは口笛吹いたりしてご機嫌に散歩してきましたが、歩いていると色々な景色が発見できたり考え事やアイデアが浮かんだり・・・
口笛・・・笛といえば〜そうそうタンギングってご存知ですよね?
学校でリコーダーの時間に
『【♩ ♩ ♩】は「とうーとうーとうー」と口で言いながら吹くのよ』と習ったあれ!!
今の中学校音楽の教科書は篠笛と尺八の2種類の和楽器が取り上げているけど、ともに同じ音の連続の時はタンギングではなく「指うち」という指穴を一瞬開けるという運指によって音を区切ります。
篠笛も尺八も演奏家の方が上手に吹いているのを聴くと「指うち」の音はほとんど旋律に溶け込んで違和感は感じないのですが、これを初心者や学校の授業でってなると大違い!!
「さくら」の旋律【ソーソーラーー】を「指うち」を用いて吹くと【ソーラソーラーー】となるわけですから。
どうしてそうなるか?
尺八(一尺八寸管)は穴が五孔だけで、そのままだと作れる音はレファソラドレのみ。
それ以外は孔を半分塞いだり首を上下して息の当たる角度を変えて半音の上げ下げは作ります。
ソとラは基本で出せる音で、ソとソのに下から三番目の孔を一瞬開けてラの音を出すのです
指うちの[音区切り]に失敗すると、そのままラの音も出てしまって、【ソーラソーラーー】と、なってしまうわけです
というわけで、
西洋音楽、洋楽器に慣れ親しんだ人にとって「指うち」は、かなり???って思われるのです。
これを〈抵抗〉を感じるか〈味わい〉と受け止めるかは大袈裟に言えば『和の感性』
そういえば歌だって〈コブシが命!〉の演歌を遡ると古くから日本の歌は節が実に細かくつけられているではないか!?
小学生で初めて出会う管楽器がリコーダーでなく篠笛※になったらこれからの日本人の音楽観、美学は変わっていくのでは?とノーベル賞級?!?のひらめきを得てドキドキしながら色づく街路樹をぬけて帰路につきました
※尺八は小学生には身体的に無理ヨネ・・尺八家の皆さまご了承をm(_ _)m
KORORIN-SHANN