和楽器演奏者「我慢」ベスト5

がまん
首都圏の通勤ラッシュ・・
最近、車内トラブルのニュースでよく耳にする朝の埼京線。時間と経路を変えてでも避けられるならなるべく乗りたくないところ、今朝は止むなく乗車。
十数分とはいえ真っ直ぐ立てないほどの鮨詰め、私は月に1度有るか無いかの試練だけど週5で利用している人の方が多いのかな?すごいな〜と思いながらひたすら息を殺して目を伏せて気まずい程の密着を「がまん」
その日はダイヤが乱れて途中で何度も停車!!さすがに車内はため息の合唱。
でも、お国によっては舌打ち、ブーイング
日本人って「我慢、忍耐の文化」持ってる!!

そこで
和楽器演奏者の「我慢」ベスト5 
※KORORIN-SHANN独断による※

【第1位 正座】
最近は正座の習慣の無い人の方が多数派になった中、ほぼ全ての和楽器奏者は演奏会等で平気な顔で正座していますが、実のところ我慢で乗り切れないほど深刻な問題。正座にもコツがあって、上手に座れるようになると30分以上なんとも無い。ただ、ベテランの中には上手に座っても長年の正座で膝が悪くなってしまう人が少なく無い。練習は椅子で演奏しても、本番舞台はそうはいかない。劇場では客席からは正座に見える「掘りごたつ」式のひな壇が有るとか無いとか!?

【第2位 睡魔】
邦楽の作品は一言でいうと「長い」!
一曲で四季を唄ったり、諸国を巡ったり、化身が人物に姿をかえて・・・などなど面白い内容でついつい気がつくと20分超!
不謹慎な話ですが途中で気持ちよく・・・・・ZZZとなるのは聴き手側だけでは無いようですよ?!
曲に、楽器に熟達した方の境地でしょうかね・・

【第3位 箏の押手】
本人は何とも思っていなくても、初心者の悲鳴をきくと「あ・かなり過酷な技法!?」と気づく。
《押手(おしで)=箏の絃を左手の指先で下に押すことで音程を上げる》
かつては絹糸で絃の張りも緩かったので1音も1音半も、かけ押しだって難なくできたのでしょうが、現代のテトロン糸を強く張る箏は古典曲の作曲された時代の箏とはかなり条件が違う。
すまして演奏している人も1曲終われば指先は「ひりひり、ジンジン」。
楽器を習得するのと同時に美しく我慢する姿も身につけてる!!おそるべし

【第4位 三味線の左手指先】
三味線は右手に持つ撥で音を出すだけでは無い。
ハジキ、スリという左手指先が生み出す音はむしろ楽器の大きな魅力!!
良い音色を生み出すためには指先は楽器の一つ。弾きすぎて減ってしまった爪は「万年深爪」。それでも音色のために躊躇なく動く指先は我慢を超越してる〜!感動!

【第5位 笙の炙り】
雅楽の笙。17本の細い竹管を吹口から息を吸ったり吐いたりして和音や単音を奏で、音色の個性で存在感ある和楽器。 構造上、息で内部が結露しやすくて火鉢やコンロなどで演奏前、演奏中、演奏後には楽器の下部『匏(ふくべ)』を手で回しながら10分前後炙らなくてはならない。
夏の暑さの中では想像を絶する。
スピード、合理化の、便利グッズに溢れた現代生活の中にありながら、じっと笙を炙る姿は美しい
そう、我慢は時には美しい

あ・やっと埼京線が新宿に到着〜〜

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KORORIN-SHANN