餅のなる木

絵本は子供の心を豊かにする!
と言われますよね。
子供の頃に出会った絵本に大人になって再会すると
幼い頃の振り幅の大きな喜怒哀楽の感覚を思い出します。

いま見ても何ともない絵本の中の
動物のギョロリと睨む眼
深い森の木々
立ちはだかる大男の迫力!!
子供の目には夜も眠れなくなるほど恐ろしく映る。

物語につれて次は一体どんな絵が出てくるのか!?
ワクワクしながらページをめくった・・・・

絵本「めっきらもっきら どおんどん」
(長谷川摂子作・ふりやなな画)ご存知ですか?
少年が異次元に迷い込んで愉快な3人の妖怪?と仲良くなるファンタジー
その中に「餅のなる木」というのが出てくる。
すっかり仲良くなって思いっきり遊んだ4人がお腹が空いて、木の枝から餅をとっては満腹になるまで幾つも口に運ぶ。

ある人にこの絵本の話をしたら
「ああ!あの餅がむちゃくちゃ美味しそうで羨ましくてたまらなかったのを覚えている!!」って、、

KORORIN-SHANNは昨年この絵本に箏、三絃、十七絃で曲をつけた。

子供に読み聞かせをするように、
さしずめ【弾き聴かせ】かな!?
もちろんこの餅を頬張るシーンは聞いている子供達を
「羨ましくてたまらなく」させるべく
餅の〈甘さ〉〈やわらかさ〉を想像させる渾身の作!!
他にも「縄とび」ではビョーンビョーンとすごい高さまで跳ねて山を飛び越えるんだから!!
子供達にはお尻からポンポン跳ねるような、
無重力感を和楽器で編み出しました〜

小学校や図書館などたくさんの子供に演奏を届けていると、客席の子供達の惹き込まれている様子、目の輝きが次作への創作エネルギーを刺激してくれるんだな〜
この秋もたくさんの子供とのふれあいが楽しみです!

「めっきらもっきら どおんどん」上演情報
2018年11月24日
「平成30年度大和市読書フェスティバル」
大和市文化創造拠点シリウス
サブホールにて
15時頃上演予定

KORORIN-SHANN


<コロリン・コーナー>
地唄『金のなる木』
おすすめリン