先生は生徒に何か注意する時も10褒めてから1つだけ諭すんだって
いまのご時勢、ひと様の子供を叱るのだって気をつかうよね・・・
一方「褒めて伸ばす」の対極を語ってくれたのは坂東玉三郎さん。
あるインタビューにて
「若手を潰すのに刃物は要らぬ三回褒めれば それで良い」
これはかつてのことわざ 「土方殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればよい」をもじった粋な言い方!!
舞台を観たご贔屓さんが楽屋に来て弟子の成長を褒めて下さる事があるが、どうか褒めないでやってくださいというそうです。
褒められたらそこで芸が止まってしまう。
伸びないという受け止め方。ごもっとも‼︎
自分に厳しく、常に精進する一流芸術家らしいエピソードですね
でも人間だもの 頑張った日ぐらいは掛けていただいた褒め言葉を枕にグッスリ眠りたいよねー
ところで
音楽会など終演後に聴衆のほとんどはロビーでお見送りに立つ出演者に向かって感動した点とか気に入った点とか次に期待する点とかを満面の笑みで語って会場を後にする。
勿論、それは嘘偽りない本心であっても、その人たちは程なく批評家へと変貌する。
そう、それは帰り道に立ち寄ったお店で杯を傾ける頃、
はたまた帰路を急ぎ乗り物に揺られる頃
「今日の衣装は少々派手だったんじゃない?」
「流石に緊張するわよね〜前半硬かったもんね」
「〇〇さんの演奏に比べて… 」
とか・・・・・・・ 本音⁈トークが止まらない
はるばる足を運ぶ聴衆はお供とそこまで語り合ってこそ演奏会フルコースの醍醐味って訳!?!?
その気持ちもわかるな・・責めちゃいませんョ…
批評してくれる人は有り難い、そういう人の存在こそ演奏家には
〈かけがえの無い財産〉とは良く言ったもんだ(誰が云ったか知らないが)
でも出来れば・・・良きタイミングで適度な辛口でご本人に伝えてあげてほしい。芸術向上のため(大げさ?)
KORORIN-SHANN
コロリンは大切な日本語を教わったリン
「勘弁してください、何も出ませんヨ」
褒められたら忘れず言うリン
☆今日のコロリン・ギャラリー☆
コロリン、アルコールを添加しないと本音が言えないリン