珍しいお琴と木撥

2017年4月初旬
大変お世話になっています小森琴製作所に行きました。
実は車ですぐ近くで、父の時代からお世話になっております。

素晴らしいお琴がたくさんありましたが、
ここでは珍しいお琴を2つ写真で撮らせていただきました

 一弦琴 
  和琴 


また、お三味線の木撥の制作現場も!
日本の樫、柊、ツゲの木から、木撥用の材料を切り出すのですが、
削ってみると、くろい粒粒が木目から出てきたり、節が出てきたりするものがあるので、
ほとんどの木材はマキになってしまいます(その日もトラックいっぱいのマキができていました) 
切り出された材料は1年寝かせたのち、木撥となります。
寝ている木撥の候補たちです



木撥は赤の部分と青の部分で、できていますが、二つの部分が別々に積み上げられています。これは、開きの部分は、横の木目、さいじりの部分は縦の木目ですが、これは演奏する部分が縦の木目になると、割れてしまうから、ということです。木目があるので、継いである、ということがわかりますが、触っただけでは全くわかりません。それだけで芸術品と言えるのではないか、と思います。すべて職人さんがひとつひとつ、手で製作しています。








しかしながら、需要は少なくなっているということです。こんなに素晴らしい製品を次の世代に伝えるためにも、皆様にお伝えし、お届けすることができたら、と思っております。